第56回全日本総合選手権大会(男子)2回戦の結果について

更新が遅くなって申し訳ありませんでした。


先日(9/19)、第56回全日本総合男子ソフトボール選手権大会2日目が、高知県高知市春野総合運動公園で行われました。2回戦の結果を報告致します。

試合結果

ウエダバッファロー    1 0 0 0 0 1 0   2
   日体大        0 0 1 0 0 0 0  1 
 
立石壮平(7回,2年)-片岡大洋(7回,4年)

本塁打:立石壮平(2年)
三塁打:
二塁打:加藤卓輝(3年)、伊藤皓二(4年)

~詳細~
前日の1回戦で東日本リーグ1位のホンダに5-0と快勝し、インカレの悔しさを晴らすことができた日体大。この勢いでインカレでは突破できなかった2回戦も突破し、更に上位進出を目指したいところです。そしてその2回戦の相手は広島県から勝ち上がってきたクラブチームのウエダバッファロー、関東代表の山梨クラブを1回戦で下し勝ち上がってきたチームです。試合会場もソフトボール専用球場でできるため、チーム一丸となってソフトボールを楽しみ全力で2回戦突破を狙います。

スターティングメンバー
1番 センター    亀田亮治(4年)
2番 セカンド    加藤卓輝(3年)
3番 ファースト   伊藤皓二(4年)
4番 ショート    祝弘樹(4年)
5番 サード     野中耕太郎(3年)
6番 レフト      芳賀慎二郎(4年)
7番 ライト      深谷祐太(2年)
8番 ピッチャー   立石壮平(2年)
9番 キャッチャー  片岡大洋(4年)


一回表
この日も先発のマウンドに上がった立石は、昨日の立ち上がり同様三者凡退にとりたいところでしたが、先頭バッターを四球で歩かせてしまいます。
2番バッターには送りバントでランナーを進められ苦しい立ち上がりとなります。
そして3番バッターが立石の2球目を引っ張った打球は1塁線を転がりファースト伊藤のミットの下を抜けてライト前へ、これで2塁ランナーが還り初回に先制点を許してしまいます。
失点はしたものの、立石は後続をしっかり切り最少失点で反撃を待ちます。

一回裏
なんとか初回で試合を振り出しに戻したい日体大でしたが、初めて見る相手投手のキレのあるボールになかなか的を絞らせてもらえず、三者凡退でこの回を攻撃を終えました。

二回表
守備からリズムを作り攻撃に繋げたい日体大でしたが、初回同様先頭バッターを四球で歩かせてしまいます。
しかし立石は後続を内野ゴロに切ってとり追加点を許しません。

三回表
三回のマウンドに上がった立石は、一死をとってから2番バッターにレフト前運ばれます。
しかし、この1塁ランナーが盗塁を試みたところで、キャッチャー片岡の矢のような送球が2塁ベース手前で完璧に刺し2死、力投を続ける立石をバックも力強く後押しします。次のバッターも立石が三振にとり、良いリズムで攻撃に繋げます。

三回裏
なかなかランナーを出せず反撃ができない日体大打線でしたが、1死から8番立石が初球をフルスイング、この打球は立石の地元高知県の風に乗り右中間スタンドへ一直線、立石の値千金の同点ソロホームランに日体大ベンチも盛り上がり、一瞬で試合を振り出しに戻しました。

四回裏
ここまで両チーム合わせて3本しかヒットが出ていない投手戦でしたが、この回日体大が逆転のチャンスを迎えます。
先頭の2番加藤がセンター横への2塁打で無死2塁のチャンスを作ります。
続く3番伊藤がしっかり送りバントを決め、1死3塁とします。
ここで打席には4番祝が入りますが、高めのライズボールに手を出してしまい痛恨のキャッチャーファールフライ、2死となります。続く5番野中にベンチの期待が集まりましたが、相手投手の渾身のファストボールに野中は空振り三振、勝ち越しとはなりませんでした。

五回表
ウエダ打線を一回・三回に1本ずつ許したヒット2本に抑えている立石は、味方の勝ち越しを信じてこの回も内野ゴロ3つで三者凡退にとり我慢のピッチングを続けます。

六回表
 ここまで粘りの投球を続けてきた立石でしたが、この回の先頭バッターを四球で歩かせてしまいます。
ここで踏ん張りたかった立石でしたが、次のバッターへの初球が抜けてしまい暴投となりランナーは2塁へ、無死2塁のピンチを迎えます。
ここでバッターは4番バッターでしたが、フルカウントから渾身の6球目で空振り三振をとり1死2塁とします。
それでも続くピンチですが、続く5番バッターも高めのライズボールで三球三振にとり2死2塁までもってきます。
あと1つのアウトでピンチを脱するところで立石の投じた初球は、詰まらせながらも三遊間を抜かれてしまいます。
ホームを狙ったランナーを刺そうとレフト芳賀もホームへ送球しますが、一歩及ばず、ランナーが還り1-2と勝ち越しを許してしまいます。
ホームでランナーを刺すことを諦めた日体大の守備陣は、芳賀の送球を野中がカットし、1塁を蹴っていたバッターランナーを狭殺することに変更、このランナーを一二塁間でアウトにし最少失点で六・七回の攻撃に望みをつなぎます。

六回裏
 なんとか追い付きたい日体大でしたが、先頭の1番亀田、2番加藤がともに倒れ簡単に2死を取られてしまいます。
なんとかランナーを出したい状況で打席には3番キャプテン伊藤、その伊藤が相手投手の6球目を捉えると、打球は右中間フェンスへ。
フェンスを越えれば同点という状況だけに、ベンチの期待も高まりましたが、打球はフェンスを直撃、しかし打った伊藤は悠々2塁に到達し、同点のチャンスを作ります。
ここでチャンスに打席には四回のチャンスで悔しい思いをした4番祝、その祝はカウント1-1からの3球目を打つも打球はセンターの守備範囲、フライアウトとなっていよいよ攻撃は七回のあと一回だけとなってしまいます。

七回表
 なんとか攻撃に良い形で繋げたい立石は、この回2本のヒットを許すものの3つのアウトを全て三振でとり、打線に望みをつなぎます。

七回裏
 インカレ同様、2回戦の七回裏にリードを許しているというピンチですが、点差はたったの1点、いつにもまして大きな声で円陣を組み、日体大は最後の攻撃に臨みます。
その攻撃の先頭は5番野中、インカレの2回戦、七回2死からタイムリーを放った野中に期待が懸かると、その野中のすくい上げた3球目は大きなアーチを描きレフト方向へ、同点ホームランかという期待で3塁側ベンチから日体大ナインが身を乗り出しますが、打球はフェンス手前でレフトが追いつきキャッチされ1死となります。
続くバッターはインカレで最後のバッターとなってしまい悔しい思いをした6番芳賀、ファールなどで甘い球を待つものの、カウント2-2から見逃したボールはストライクの判定、2死となり日体大は崖っぷちに立たされます。
この絶対絶命のピンチにバッターは7番深谷、その深谷は2球目をフルスイングするも、あと数センチのズレで打球はファール、このスイングでベンチの期待も高まりますが、最後は空振りに三振にとられ試合終了。
1-2という悔しいスコアで、皮肉にもインカレと同じ2回戦で1点差に泣くという結末になってしまいました。

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                       先発:立石壮平(2年)
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この敗戦で、日体大男子ソフトボール部の今シーズンは終了致しました。たくさんの試合に会場まで足を運んで下さった皆様、応援ありがとうございました。
4年生はこれで引退ということになり、10月の東京都秋季リーグ戦から3年生を中心にした新チームが始まります。
今年は、一番の目標にしていたインカレの3連覇が出来なかったことが何より悔しいことですが、次の代の後輩たちにその夢を託し、日体大ソフトボール部はまた新たな歴史を作るべく、前へ進んで行きたいと思います。
今後ともご迷惑をかけることもあるかとは思いますが、試合会場に足を運んで頂いたりして、たくさんの応援とご協力を宜しくお願い致します。

尚、この第56回全日本総合選手権の決勝戦で、昨年度日体大を卒業致しました髙橋速水投手が、高知パシフィックウェーブの投手として出場し、昨年度優勝のダイワアクトに見事4-0の完封勝利で、優勝致しました。
おめでとうございます。

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                昨年度日体大を卒業致しました髙橋速水投手

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