第56回全日本総合選手権大会(男子)の結果
結果の更新が遅くなってしまい申し訳ありません。
先日(9/18)、第56回全日本総合男子ソフトボール選手権大会が、高知県高知市春野総合運動公園で行われました。大会1日目の結果を報告致します。
試合結果
日体大 0 0 0 0 5 0 0 5
HONDA 0 0 0 0 0 0 0 0
立石壮平(6.2/3回,2年)、矢野崇史(1/3回)-片岡大洋(7回,4年)
本塁打:
三塁打:祝弘樹(4年)、片岡大洋(4年)
二塁打:
~詳細~
悪夢のインカレ2回戦が終わって1週間がたち、日体大男子ソフトボール部は全日本総合選手権に臨むため、高知県高知市にやって来ました。インカレの悔しさを晴らすととともに日体大の強さをもう一度証明するため、上位進出を目指し、一戦必勝でクラブチームや日本リーグで活躍する実業団チームに挑みたいと思います。日体大の初戦は今季の東日本リーグで首位を走るホンダエンジニアリング(株)です。強敵なのはもちろんですが、インカレの悔しさを晴らすためにも負けられない一戦です。
スターティングメンバー
1番 センター 亀田亮治(4年)
2番 セカンド 加藤卓輝(3年)
3番 ファースト 伊藤皓二(4年)
4番 ショート 祝弘樹(4年)
5番 サード 野中耕太郎(3年)
6番 レフト 芳賀慎二郎(4年)
7番 ライト 深谷祐太(2年)
8番 ピッチャー 立石壮平(2年)
9番 キャッチャー 片岡大洋(4年)
一回表
先攻の日体大は、1番亀田が四球で出塁すると2番加藤への2球目でランナー亀田がすかさず盗塁、ギリギリのタイミングでアウトにはなるものの、初回から相手の守備をかく乱します。
2死から今度は3番伊藤が四球で出塁すると、またも盗塁、これに手元を狂わせた相手キャッチャーが送球をセンター方向にそらしその間にランナー伊藤は3塁へ。
このチャンスで4番祝は低めの球を捉えてライナー性の打球を放ちますが、残念ながらセンターの正面を突き先制点とはいきませんでした。
一回裏
日体大の先発はインカレ同様2年の立石壮平。
インカレの2回戦での反省を生かし、初回を0点で抑えにいきます。
1番バッターをショートゴロに打ち取ると2番3番も連続で内野ゴロに打ち取り、良い流れで攻撃に繋げます。
二回表
1死からバッターは6番芳賀、インカレ2回戦で最後のバッターとなってしまった芳賀が、ここで相手の意表を突くセーフティバント、これが絶妙に決まりこの回もランナーを出します。
しかし2死となり、今日はバッターも兼ねる立石も三振に倒れ先制点とはなりませんでした。
四回表
先頭の4番祝が二遊間を抜くヒットで出塁すると、続く5番野中が送りバントを決めて得点圏にランナーを進めます。
更に6番芳賀はピッチャーゴロに倒れるもののランナーの祝が3塁に到達。
毎回のようにランナーを出し先制点のチャンスを作りますが、この回は7番深谷サードゴロにとられ0-0の緊迫した試合が続きます。
四回裏
この回先頭の2番バッターに2ストライクからチェンジアップでタイミングを外させますが、これが三遊間祝のグローブの横を抜けレフト前に転がり、バッターランナーは一気に2塁へ。
ピンチを迎えた日体大ですが、続く3番バッターの2球目でランナーが大きくリードをとったのをキャッチャー片岡とセカンド加藤が見逃さず、ピッチャーへの返球と見せかけて2塁へ送球、これに慌てた2塁ランナーも必死に戻るものの判定はタッチアウト、無死2塁のピンチを1死ランナー無しに変える守備陣のファインプレーで我慢の投球を続ける立石を助けます。
その後2死から立石が四球で再びランナーを出すものの、このランナーの盗塁をキャッチャー片岡が2塁で刺し3死。
日体大も譲らず先制点を与えません。
五回表
守備から良い流れで攻撃に移った日体大打線はこの回、学生らしいアグレッシブな攻撃でホンダ守備陣を翻弄します。
1死から9番片岡が右中間へ3塁打を打ってチャンスメイク、すると1番亀田がセーフティバントで1死1・3塁とチャンスを広げます。
2番加藤の打席で1塁ランナー亀田は2塁に盗塁、チャンスを広げます。
先制点の期待がかかった加藤の2球目を叩いた打球は、高いバウンドでファーストの頭を越えてライト前へ転がります。
加藤のタイムリーヒットで2-0、日体大が均衡を破り大きな先制点をスコアボードに刻みます。
押せ押せムードの日体大の次のバッターは3番伊藤、その伊藤はバスターで内野を揺さぶり三遊間を抜くレフト前ヒットで追加点のチャンスを広げます。
そして1死1・2塁からランナー2人がダブルスチール、意表を突かれたホンダ守備陣はなす術なく進塁を許します。
ここでバッターは4番祝、その祝が初回同様完全にボールを捉えると、ボールは一直線でフェンスを直撃、ランナー2人が一気に還るタイムリー3塁打で4-0、一気にホンダを突き放します。
更に続くチャンスにバッターは5番野中、その野中も叩いた打球でしっかり進塁打を放ち1点追加、5-0とします。
その後も6番芳賀・7番深谷が連続ヒットでチャンスを作りますが、追加点はここまで。
しかしこの回、先制の2点から一気に連打と機動力でたたみ掛け、5点のリードを奪います。
五回裏
5点のリードをもらった立石は、先頭バッターに二遊間を破られ無死のランナーを許します。
2本の内野ゴロの間にランナーを3塁まで進めるものの、最後は9番バッターを三振にとり、反撃を許しません。
七回裏
5回にとった5点から追加点は奪えなかったものの、相手にも先制点を許さなかった立石は、5-0のまま最終回のマウンドに上がります。
立石は先頭バッターを初球でショートゴロに打ち取ると、続くバッターにも三遊間へのゴロを打たせます、このゴロをショート祝が気迫の横飛びでキャッチ、しっかりファーストに送って2死とします。
勝利まであとアウト一つとなったところで、この日誕生日の4年矢野がマウンドへ。
ナインがグラウンドへ集まり見守る中投球練習を行う矢野、そしてベンチでは矢野へのバースデーソングが歌われ、チームの気持ちが再び一つになります。
全員でとりにいった最後のアウトはファーストへのゴロでとりキャプテン伊藤が自分でベースを踏んで試合終了。
5回の猛攻で奪った5点を守り切った日体大が、次の日の2回戦に駒を進めました。