第45回全日本大学選手権大会・男子 2回戦結果

昨日(9/11)、第45回全日本大学ソフトボール選手権大会2日目が、富山県富山市岩瀬スポーツ公園で行われました。結果を報告致します。

試合結果

 中京大    3 0 3 0 0 0 0   6
 日体大    3 1 0 0 0 0 1  5 
 
立石壮平(7回,2年)-片岡大洋(7回,4年)

本塁打:祝弘樹(4年)、深谷祐太(2年)
三塁打:
二塁打:

~詳細~
前日の1回戦では初回の攻撃で一気に試合を決めた日体大。前日の勢いそのままに、4年生を中心とした打撃でこの試合も勝利を掴みに行きます。2回戦の相手は中京大学です。

スターティングメンバー
1番 センター 亀田亮治(4年)
2番 セカンド 加藤卓輝(3年)
3番 ファースト 伊藤皓二(4年)
4番 ショート 祝弘樹(4年)
5番 サード 野中耕太郎(3年)
6番 レフト 芳賀慎二郎(4年)
7番 ライト 深谷祐太(2年)
8番 キャッチャー 片岡大洋(4年)
9番 OP 中西康太(2年)

FP ピッチャー 立石壮平(2年)

一回表
先発の立石は1番・2番を簡単に切って取り2死としますが、3番バッターにアウトコースのライズボールをセンターに弾き返されると、打球はグングン伸びセンター亀田の頭上を越えてスタンドへ、先制のホームランを許してしまいます。
最少失点で防ぎたかった日体大ですが、続く4番バッターに打たせたゴロは不運にもサード野中の頭上を越えてレフト前へ。
更に5番バッターに2ストライクから打たれた大飛球も左中間のスタンドに入ってしまい初回でまさかの3失点、劣勢に立たされます。

一回裏
追いかける立場となった日体大は、1番亀田が昨日同様センター前ヒットで出塁、1番バッターの役割を果たします。
続く2番加藤の打席では、カウント2-2から1塁ランナー亀田が盗塁、すると相手のショートがセカンドのベースカバーに入り、空いたショート方向に加藤がゴロを打ちます、ショートは捕球で精一杯になり無死1・2塁、技ありのチームプレーで反撃の狼煙を上げます。
続く3番伊藤が内野フライに倒れ1死1・2塁となり打席には4番祝。
このチャンスで祝の打った5球目は、レフトへ一気に飛んでいきスタンドに入る3ランホームラン、同点に追いつきお祭り騒ぎの日体大ベンチがハイタッチで祝を迎えます。

二回表
立ち上がりに3点を失いながらも直後に同点に追いついてもらった立石は、この回の7番・8番・9番バッターを圧巻の三者三振にとり、一気に逆転の流れを引き寄せます。

二回裏
この回の先頭は7番深谷、一回の攻撃で一気に元気になった日体大ベンチの応援を受けて打席に向かいます。
その深谷への2-1からの4球目、甘く入ったボールを見逃さずにフルスイングすると打球は高々と舞い上がりセンターのスタンドへ、2年生深谷の一発で日体大が逆転に成功します。

三回表
勝ち越しに成功し、一気に流れを引き寄せたかった日体大でしたが、この回2巡目に入った中京大打線に立石がつかまり、2本の長打であっという間に同点、しかし四球を出しながらも2死までとった立石、なんとか同点で食い止めようと厳しい投球が続きます。
踏ん張りたい立石でしたが、2死2・3塁のピンチで外のスライダーをうまく合わせられると、打球は力なく左中間手前に落ちてランナー2人が生還、4-6と再び勝ち越しを許してしまいます。

六回表
序盤に6点を失い苦しいマウンドとなった立石でしたが、四回以降は立ち直り毎回の三振を奪いながら味方の反撃を待つ我慢のピッチングが続きます。

六回裏
なんとか反撃したい打線でしたが、三回の深谷の本塁打以降、1番亀田の内野安打1本に抑え込まれ、なかなか反撃のきっかけを掴むことができません。
しかしこの回先頭の6番芳賀が四球で出塁すると、1死をとられた後に芳賀が盗塁、慌てて投げた相手キャッチャーの送球が2塁を越えてセンターへ、その間に芳賀は3塁に進み1死3塁のチャンスとします。
同点に追いつくために1点でも返しておきたい状況でしたが、8番片岡のサードファールグラウンドへのファールは、フェンス際でサードにキャッチされて2死、続く9番中西に期待が懸かるも、初球を打ちあげた打球はキャッチャーファールフライとなり痛恨の無得点、最終回の攻撃に託します。

七回表
 最終回の大逆転のためにも0点で切り抜けたい七回表の守備は、先頭をキャッチャーファールフライにとったあと、2人を連続三振に打ち取り、最高の流れで七回の攻撃に向かいます。

七回裏
 1年前、宮崎で先輩たちとともにインカレ2連覇を達成したときから始まったインカレ3連覇への挑戦は、2回戦の七回裏で2点ビハインドという絶体絶命のピンチを迎えることになってしまいました。
しかし、日体大がここで負けるわけにはいかないという声とともに円陣を組み、王者日体大が七回の攻撃に臨みます。
先頭バッターは、この試合2打数2安打1四球で全打席出塁の1番亀田。
その亀田は、ファーストストライクをセーフティバントでピッチャー前に転がし自慢の足で勝負をかけます。
すると一瞬の出来事に慌てた相手セカンドよりも先に亀田の足が1塁を駆け抜け出塁に成功します。
続くバッターは2番加藤、その3球目で1塁ランナー亀田が盗塁、どちらともとれるタイミングでしたが判定はセーフ、無死2塁とチャンスを広げます。
バッターの加藤はレフト線へ打ち返すも、レフトが追いつき1死、ランナーは動けず1死2塁となります。
なんとか1点を返して1点差に詰め寄りたい状況でバッターは3番キャプテン伊藤。
1年生の時からレギュラーで出場し、幾度となく日体大に得点をもたらしてきた伊藤は初球をフルスイング、バットは空を切ったものの日体大ベンチはこのスイングで絶対いけるという気持ちを一つにし、応援を続けます。
ファールで粘るものの、6球目を打たされた打球はセカンドへのフライとなり2死、いよいよ日体大が崖っぷちに立たされます。
ここでバッターは4番祝、歴史のある日体大の4番を1年間張った祝への投球はボール先行になり、5球目が外れて四球、同点のランナーとなり1塁に向かいます。
このチャンスでバッターは5番野中、この9月が終わり4年生の抜けた後はキャプテンになることが決まっている野中が日体大ベンチの願いを背負い打席に向かいます。
その野中は、1-0からのボールを迷いなく振り抜き、打球はレフト前へ。
2死ながら2塁ランナー亀田が還り1点差、さらに1塁ランナーの祝が3塁に到達し、ついに1打同点のチャンスまで詰め寄ります。
続くバッターは6番芳賀、2年前のインカレ決勝で2本の長打を放ちヒーローとなった芳賀のバットに、全てを託します。
その芳賀は初球を打つも打球はキャッチャー後方へのファール、2球目は明らかなボール球になりカウントは1-1。
次のアウトコースの3球目を捉えた打球は一気に左中間へ、芳賀の強みである逆方向への打球にヒットを確信した日体大ベンチは、抜けろという思いとともにベンチを飛び出します。
しかし、打球はもうひと伸び足りず左中間フェンス際でレフトがギリギリで間に合いキャッチ、この瞬間5-6で日体大の敗戦が決まり、日体大ナインはグラウンドに泣き崩れました。
1年間この大会の3連覇を目標に戦ってきた日体大男子ソフトボール部の挑戦は、2回戦で幕を閉じることとなりました。

会場に足を運んで頂きたくさんの声援をかけて下さった皆様、またこの1年間様々な形で私たちの力になって下さった皆様、本当に有難うございました。
チーム全員、この大会に優勝することで恩返しをしたいと考え今まで戦ってきたため、応援してくださった皆様にはとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
この果たせなかった恩返しは、9月18日から高知県高知市で行われる全日本総合選手権大会で上位に進出し、学生らしい溌剌としたプレーで社会人や実業団チームに挑んでいく姿を見せることで返していきたいと思います。
尚、全日本総合選手権大会は、4年生と日体大のユニホームを着て戦う最後の大会になります。
インカレで悔しい思いをした分、総合選手権では大学ソフトボールの強さを見せつけ、旋風を巻き起こしたいと思っておりますので、是非会場に足を運んで頂き応援の程宜しくお願い致します。

第56回全日本総合男子ソフトボール選手権大会
日程: 開会式9月17日(金) 16:30~
     試合 9月18日(土)~9月20日(月)
     予備日9月21日(火)
場所: 開会式・春野総合運動公園ソフトA球場
     試合 ・春野総合運動公園

日体大の1回戦
対戦相手:ホンダエンジニアリング
日程   :D球場第4試合 15:00~

1戦1戦全力で戦いますので、応援の程宜しくお願い致します。

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