第43回東京都男子1部春季リーグ戦 第4日目

5月5日の第43回東京都大学男子1部春季リーグ戦、4日目の試合結果を報告させて頂きます。


春季リーグ戦第4戦目

日体大 11070    9
中央大 00000  0     (5回コールドゲーム)

立石壮平(3回1/3),堀田拓朗(1回),大日向巧(1/3回),龍田賢司(1/3回)-中西康太

本塁打:遠藤大輔,小松大記,野中耕太郎
3塁打:なし
2塁打:野中

スターティングメンバー
1番:セカンド   加藤卓輝
2番:ショート   古敷谷亮
3番:レフト    山崎正晴
4番:サード    野中耕太郎
5番:OP      深谷祐太
6番:ピッチャー  立石壮平
7番:キャッチャー 中西康太
8番:ファースト  遠藤大輔
9番:ライト     小松大記
FP:センター    勝二耕陽

~試合詳細~


一回表
全勝優勝に向けて弾みをつけたい第1試合の初回の攻撃は、1死から四球と相手のエラーで2番古敷谷を2塁に置くと、4番野中がレフトオーバーのタイムリー2塁打で古敷谷を還し先制します。

一回裏
この日も先発には立石が上がりますが、先頭バッターに投じた初球で技ありのセーフティバントを決められ、出塁を許してしまいます。
更に盗塁でピンチを迎えますが、後続の3人を2つの三振などで抑え、同点にさせません。

二回表
相手の緩急をつけた投球の前に、この回簡単に2死とされますが、8番遠藤に右中間フェンスを越えるホームランが飛び出し2-0、徐々にリードを広げていきます。

四回表
追加点を狙う日体大は、ついにこの回打線が爆発します。
先頭の5番深谷がレフト前ヒットで出塁すると、代走に山崎勇保(3年)が入ります。
更に6番立石の内野ゴロも相手守備陣のミスを誘い無死1・2塁、そして2塁ランナーの山崎が相手のミスにつけこみ3塁を陥れると、続く7番中西のタイムリーヒットで山崎と立石の代走の高田賢三(3年)の2人が生還、4-0と中央大学を突き放します。
更に中西と、エラーで出塁した8番遠藤を塁上において9番小松がセンターへの3点本塁打を放ち7-0とすると、2死1塁から4番野中にも2点本塁打が出て9-0、あっという間にコールドの点差をつけます。

五回裏
四回の1死からは堀田(2年)がマウンドに上がり、この回も先頭バッターを三振に取ると、ここでマウンドには大日向(4年)、1本のヒットを許しながらも1死を取ると、最後はルーキーの龍田(1年)がマウンドに上がります。
龍田は2番バッターにセカンドへの内野安打を許すものの、飛び出した3塁ランナーを加藤の返球でアウトにとり3死。
5回7点差のコールドゲームが成立し、日体大が第3試合の早稲田戦に向けて勢いをつける試合となった。

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          1年生ながらセンターで出場した 勝二耕陽(石川県:星稜高校出身)

第5戦目(最終戦)

早稲田 0000010  1
日体大 130020  6

立石壮平(6回1/3),堀田拓朗(2/3回)-中西康太

本塁打:なし
3塁打:立石壮平,遠藤大輔,山崎正晴
2塁打:古敷谷亮

スターティングメンバー
1番:セカンド   加藤卓輝
2番:ショート   古敷谷亮
3番:レフト    山崎正晴
4番:サード    野中耕太郎
5番:センター   深谷祐太
6番:ピッチャー  立石壮平
7番:キャッチャー 中西康太
8番:ファースト  遠藤大輔
9場:ライト    小松大記

~試合詳細~

ここまでの4戦を全勝で終え、いよいよ迎えた最終戦、2008年秋季以来のリーグ戦優勝に向けて、最終戦となる早稲田大学との試合に臨みました。

一回表
5戦すべてに先発した立石は、先頭バッターをドロップで三振に取りまず1死をとりますが、続く2番バッターを死球で出すと、更に盗塁で2塁に進まれピンチを迎えます。
しかし、ここは4番バッターを再び低めのドロップで三振に取り、初回を0点に抑えます。

一回裏
何とか先制点を立石にプレゼントしたい打線は、1番加藤が追い込まれながらもファールで粘り、6球目を三遊間に抜いて出塁に成功します。
すると、2番古敷谷への初球が死球となり、当たった古敷谷は嬉しそうに1塁へ向かうと、3番山崎正晴が送りバントを決めて1死2・3塁とチャンスを広げます。
ここでバッターは4番の野中、追い込まれてからファールで粘る事計9球、そして10球目をライトへ打つと、このフライでタッチアップした3塁ランナーの加藤が生還、待望の先制点が日体大に入ります。

二回表
先制点をもらった立石はこの回も先頭バッターを三振にとると、2死までテンポよくとっていきます。
しかし、7番バッターに初ヒットを許すと、8番バッターの打球も内野安打となり2死1・2塁、1回に続きピンチを迎えます。
しかし、続く9番バッターをショートゴロに抑え、同点にはさせません。

二回裏
追加点をとりたい日体大は、この回先頭の立石が甘く入ったファーストストライクを鋭く振り抜きボールは右中間へ、好投を続ける立石が自らの3塁打でチャンスを作ると、立石の女房役の7番中西が、すぐにセンター前へのタイムリーヒットでランナーを還し2-0とします。
更に続く8番遠藤も右中間を切り裂くタイムリー3塁打で続き、3-0。
そして9番小松にもレフト前へのタイムリーヒットが飛び出し4-0、序盤で日体大が試合を優位に進めます。

三回裏
この回も先頭の4番野中がヒットで出塁すると、1死から6番立石に2打席連続となるヒットが飛び出し、1死1・3塁と追加点のチャンスを迎えます。
ここで立石への代走山崎勇保(3年)が、盗塁で相手守備陣をかき回そうと試みますが、これがうまくいかずこの回は無得点となってしまいます。

四回表
ちぐはぐな攻撃でいやな流れとなった日体大でしたが、相手に流れがいきかけたところで、立石がこの回を三者凡退に切って取り、簡単に流れを渡しません。

五回表
好投する立石でしたが、この回1死から1番バッターを死球で歩かせると、2番バッターに内野安打を許し1死1・2塁とピンチを迎えてしまいます。
しかし立石はここでも踏ん張り、3番バッターをセカンドゴロ、4番バッターをショートフライに打ち取り、スコアボードに0を刻みます。

五回裏
2回の下位打線の爆発に負けていられないと、この回の日体大は上位打線が奮起します。
先頭の2番古敷谷が左中間への2塁打で出塁しチャンスを作ると、3番山崎正晴も右中間へタイムリー3塁打を放ち5-0とします。
更に4番野中もこの日5打点目となるタイムリーヒットで続き6-0、勝利どころか5回コールドも見えてきます。
しかし、5番深谷・6番立石のバットから快音は聞けず、この回は2点で攻撃を終えます。

六回表
ダメ押しとなる援護点をもらった立石は、この回簡単に2死をとりますが、7番バッターに2ストライクから高めのライズをライトスタンドに運ばれ、早稲田の反撃に遭います。
しかし次のバッターをドロップで三振にとり、最少失点で踏みとどまります。

六回裏
最後の攻撃となったこの回は、代打の荒川(4年)にヒットが出るものの得点には至らず。
全勝優勝へのアウト3つをとるため、最後の守備に向かいます。

七回表
最後の守備となったこの回も、立石は先頭バッターをセカンドゴロに打ち取り1死とします。
するとここで日体大ベンチは立石に代えて堀田(2年)をマウンドへ。
その堀田は1番バッターをショートフライに打ち取り、優勝までいよいよあとアウト1つとします。
しかし、ここで2番バッターに弾き返された打球はグングン伸びてレフト山崎正晴の頭上を越えるエンタイトル2塁打、優勝への最後の試練が堀田に襲い掛かります。
すると3番バッターの打球は日体大ベンチの思いとは裏腹に再びレフトの頭上を襲います。
ですが、フェンス手前で山崎が打球をキャッチし3死。
6-1で日体大が早稲田大学を振り切り、2年半ぶりとなるリーグ戦の優勝、現在の部員全員が経験した事のないリーグ戦の全勝優勝を果たしました。


この大会も、保護者や、OB・OG等たくさんの関係者の方々が足を運び応援して下さりました。
ありがとうございました。


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             守備固めで途中出場の原田恭兵(4年)


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             代打の切り札で途中出場の荒川昌紀(4年)

以上速報をご報告させていただきます。

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