第42回東京都大学男子1部春季リーグ戦5日目

本日(5/2)、第42回東京都大学男子1部春季リーグ戦の5日目が、国士舘大学多摩キャンパスで行われました。結果を報告致します。

試合結果

 日体大    0 4 0 0 3   7
 中央大    0 0 0 0 0   0 (5回コールド勝ち) 
 
堀田拓郎(4回,1年)、矢野崇史(1回,4年)-片岡大洋(5回,4年)

本塁打:亀田亮治(4年)
三塁打:中西康太(2年)
二塁打:原田恭兵(3年)、祝弘樹(4年)、吉田直貴(1年)

~詳細~
4月の半ばから始まったリーグ戦もいよいよ最終日。
本日は1・2試合目の連戦というタフな一日でしたが、まずは目の前の中央大学戦に勝とうという気持ちを統一し、1試合目に臨みました。
日体大のスターティングメンバーはこちらです。
1番:センター   亀田亮治(4年)
2番:セカンド    加藤卓輝(3年)
3番:ライト     深谷祐太(2年)
4番:OP      中西康太(2年)
5番:ファースト  原田恭兵(3年)
6番:キャッチャー片岡大洋 (4年)
7番:ショート    祝弘樹(4年)
8番:レフト     高岡良輔(3年)
9番:サード     高田賢三(2年)
   ピッチャー  堀田拓郎(1年)

一回表
先頭の1番亀田が相手のエラーで出塁すると、続く2人の進塁打で二死ながらランナーを三塁まで進めます。
しかし、本日4番に座った中西のバットから快音は聞かれず、先制点とはなりませんでした。

一回裏
一方守備では、新1年生の堀田が公式戦初出場・初先発。
注目の立ち上がりでしたが、大学に入り久しく投げていなかった土のマウンドに対応が遅れたのか、ストライクが入らず先頭バッターを歩かせてしまいます。
ですが、その後は先輩キャッチャーの片岡と協力して立て直しに成功、続く3人を切って取ります。

二回表
ルーキーの初マウンドに先制点をプレゼントしたい打線は2回、中央大に襲い掛かります。
先頭の5番原田が初球を痛烈に弾き返しセンターへの2塁打で出塁すると、続く6番片岡の進塁打の間に三塁へ。
一死三塁となったところで、打席には2月半ばから手の骨折で戦線を離脱していた祝弘樹(4年)が向かいます。
追い込まれながらも持ち味の鋭いスイングで粘り、5球目を打った打球は三遊間を抜ける先制のタイムリーヒット、日体大の打線に頼れるバッターが還ってきた瞬間でした。
更にそれだけでは終わらない打線は、二死一・三塁から1番亀田が甘く入ったボールをフルスイング、打球は一直線にライトのホームランゾーンに飛んでいき、3ランホームランとなります。
復活した祝のタイムリーと、亀田のホームランで4-0、序盤から試合を優位に進めます。

二回裏
打線の援護を受けた堀田は、持ち前のキレのあるライズボールで本来のピッチングを取り戻し、この回、見逃し三振を含む三者凡退に仕留めます。

三回表
堀田が良いピッチングでリズムを作った後、更にノッていきたい打線は、深谷・中西・片岡の3本のヒットで一死満塁と追加点の絶好のチャンスを迎えます。
ここで打席には先程先制の復活タイムリーを放った7番祝。
ベンチの期待も高まりましたが、6球目を引っ張った祝の打球はサードの正面へ。
補給したサードはそのままサードベースを踏み2塁ランナーがフォースアウト、そしてサードがファーストに転送してスリーアウト。
なんと最悪の併殺打という形でこの回は無得点に終わります。

五回表
三回に続き、四回もチャンスを作りながら無得点に終わった日体大は5回にようやく追加点を挙げます。
先頭の4番中西がライトフェンス直撃の3塁打でチャンスを作ると、続く5番原田がしぶとく一二塁間を抜き待望の追加点、5-0とリードを広げます。
片岡の送りバントで原田を二塁におき、三回に悔しい思いをした7番祝が打席へ。
その祝が初球から振り抜いた打球はレフト線際に落ちるタイムリー2塁打、6-0とします。
タイムリーが出ればでコールドが成立する点差にできる場面で、打席には本日2人目のルーキー、代打吉田直貴(1年)。
ベンチにいる先輩の一人が、「あいつインコースのスイング速いよ」と絶賛した直後、キャッチャーの初球の構えはなんとインコース。
ベンチの先輩たちが口をそろえて「キタ!」と言った瞬間に振り抜いた吉田の打球は一気に右中間を破るタイムリー2塁打、リードを7点まで広げます。

五回裏
五回7点差という規約により、0点に抑えればコールド勝ちとなる5回のマウンドには、堀田の後を受け矢野崇史(4年)が向かいます。
その矢野はボールを低めに集める丁寧なピッチングで、三者連続の空振り三振。
安定感抜群のピッチングで、3アウトをとりました。
これにより、5回7点差のコールドゲームが成立、7-0で日体大が勝利しました。


初の公式戦のマウンドとなった堀田は4回を投げて被安打は内野安打のわずか1本、素晴らしいデビュー戦となりました。
また打撃の方でも吉田がチャンスをものにして堂々デビュー、チーム内の競争も激しさを増しています。

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                先発:堀田拓郎(1年)


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                  祝 弘樹(4年)


続きまして、2試合目に行われました学習院大学戦の結果を報告致します。

試合結果

 日体大    0 10 0 3 0   13
 学習院    1 0 0 0 0    1  (5回コールド勝ち)
 
大日向巧(1回,3年)、山崎正晴(3回,1年)、矢野崇史(1回,4年)
-片岡大洋(2回,4年)、田中謙志郎(3回,1年)

本塁打:高野武士(3年)、亀田亮治(4年)、遠藤大輔(1年)
三塁打:伊藤皓二(4年)
二塁打:中西康太(2年)

~詳細~
1試合目を無失点の5回コールドという最高の形で勝利した日体大、2試合目も気持ち良く勝利し、春季リーグ戦を終えたいところです。
2試合目の日体大のスターティングメンバーはこちらです。
1番:レフト     高野武士(3年)
2番:センター   亀田亮治(4年)
3番:サード    野中耕太郎(3年)
4番:ファースト  伊藤皓二(4年)
5番:キャッチャー片岡大洋(4年)
6番:ショート   祝弘樹 (4年)
7番:OP      中西康太(2年)
8番:ライト     深谷祐太(2年)
9番:セカンド   古敷谷亮(1年)
   ピッチャー  大日向巧(3年)


一回裏
先制点をとれなかった日体大はその裏、大日向が先発のマウンドに上がります。
その大日向は、二死をとった後の3番バッターに初球を振り切られ、なんとレフトへの先制ソロホームランを打たれてしまいます。
続くバッターを外野フライに打ち散り、なんとか最少失点で味方の反撃に託します。

二回表
すぐさま反撃したい打線は、この回先頭の6番祝が死球で出塁、続く7番中西も四球で出塁し、8番深谷の打球はセンターへのシングルヒット。
無死満塁と絶好のチャンスを迎えます。
そしてここで打席に入るのは、公式戦初スタメンの9番古敷谷(1年)。
こちらのルーキーにも期待がかかりましたが、相手ピッチャーの制球難もあり、謙虚に押し出しの四球を選択。
相手の制球が乱れるところにつけ込み、早々と同点とします。
そして続くバッターは1番高野。
1打席目から、ベンチの髙橋監督からもっと思いっきり振れと檄をとばされていた高野が弾き返した打球は、高く上がりながらもバックスタンドを越える大きな勝ち越しのグランドスラム。
日体大が5-1と一気に試合をひっくり返します。
しかし今日の日体大はこれだけでは終わりません。
続く2番亀田捉えた3球目も一直線でバックスタンドへ。
二者連続のホームランで一気に突き放します。
三打席連続ホームランの期待がかかった野中の打球は、惜しくもレフトフェンス手前でキャッチされてしまいましたが、その後の4番伊藤からは怒涛の4連打。
犠牲フライなども加わり、この回打者13人の攻撃で10得点を叩き出します。

二回裏
長い攻撃の後、初回の挽回を胸に再びマウンドに上がった大日向でしたが、先頭バッターに3塁打を許し、ここで降板となります。
変わってマウンドに上がったのは桜美林大学戦で三者三振デビューを飾った山崎正晴(1年)。
その山崎は見逃し三振で一死をとると、続くバッターをセンターフライに打ち取ります。
すると、センターへのフライで三塁ランナーがタッチアップを狙いますが、センター亀田からの矢のような送球はキャッチャー片岡のミットに吸い込まれ、相手のホームインより片岡のタッチが一瞬速く、なんとか0点に抑えることができました。

四回表
山崎の好投に更に追加点を挙げたい日体大は、ヒットと四球で無死一・二塁とチャンスを作ると、打席には新1年生の遠藤大輔(1年)。
かつての先輩が成し遂げた、代打満塁ホームランの伝説を背負う背番号12は、着る選手が変わっても輝いていました。
その先輩が言っていた「一振りに懸ける」という言葉を知ってか知らずか、遠藤はファーストストライクをフルスイング、打球はあっという間にレフトの頭上に消え、ホームランとなりました。
13-1と相手を圧倒し、試合を決めます。

五回裏
6点以内に抑えればコールド勝ちとなるこの回のマウンドには、本日2度目の五回のマウンドとなる矢野崇史(4年)が向かいます。
その矢野は、1試合目同様安定感抜群のピッチングで三者凡退に抑え、試合を終わらせました。


この試合は点差が開いたこともあり、ベンチ入りした選手全員が試合に出場することができました。
チャンスを与えられた新1年生が、皆自分の持ち味を出してアピールをすれば、先輩も負けじと結果を出す。
お互いに刺激しあいながら、チームのレベルアップに繋がっていくのではないかと期待できるような試合でした。
これから8月の東日本選手権大会まで公式戦はありませんが、様々なチームと練習試合を行い、何よりチームメイトとレギュラーを争うことによってチーム全体のレベルを上げ、夏のインカレや総合選手権に臨みたいと思っております。
これからも応援の程、宜しくお願い致します。

春季リーグ戦の最終結果です。

1位  国士舘大学  

2位  日本体育大学

3位  早稲田大学

4位  桜美林大学

5位  中央大学

6位  学習院大学


これにより、1~4位の大学は9月に行われます、全日本大学ソフトボール選手権大会の出場権を獲得致しました。


最後に会場に足を運び、応援して下さった皆様、また差し入れなどを持ってきて頂いた皆様、本当にありがとうございました。
今年度はまだ始まったばかりですが、今年度もたくさんの応援を宜しくお願い致します。


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