弓道 続けませんか

今回は、高校時代に弓道に打ち込んできた新入生のかたへ弓道部入部のお誘いです。

まず、最初にひとつのデータを紹介しましょう。高体連が毎年発表している「全国高等学校体育連盟 加盟・登録状況」というデータがあります。このデータによると、昨年度の高校生の弓道人口は、男子は3万0122名、女子は3万2156名、合計6万2278名もいます。すべての競技人口が119万1508名ですから、弓道人口は5.2%。きみのその一人でした。

これに対し、1番人気はサッカー。男女の合計は17万3388人、14.6%も占めています。サッカーと比べると、弓道人口は少ないように見えますが、高体連に所属していない野球を含めても、弓道は女子で6位、男子でも9位にはいります。さらに武道に限定すれば、なんと1番人気!

実はあまり知られてはいませんが、人気の剣道は、男子2万4298人、女子1万4137人、合計3万8435人。弓道の6割ぐらいしか部員はいません。このように弓道は、武道系のクラブでは断トツの人気クラブなのです。しかも、男子より女子の人気が高く、テニス、バレーボール、バスケット、バトミントン。陸上競技に続いて第6位。おそらく日体生のなかにも、高校時代は弓道部にはいっていた人が少なからず存在すると思います。

ところが、大学生になると弓道をやめてしまう人がたくさんいます。本学弓道部の部長兼監督を務める舘鼻(たてはな)先生のゼミに所属していた女子学生Kさんの卒業論文「学校弓道界の現状と課題」によると、中学生から一般のかたまでの全弓道人口のうち、高校生が47%とほぼ半分を占めるのに対し、大学生は10%と大きく減少しています。現在の弓道は、高校生が支えているといっても過言ではありません。

なぜ、大学生になると弓道をやめてしまうのか。Kさんが実施した意識調査によると、男子の97%、女子の88%、実に9割前後の人が「弓道は楽しい」と答えながら、「大学では新しいことをしたい」「時間がない」という理由でやめてしまうようです。「道具を揃えるのが大変」という人も多いようです。

たしかに大学では、新しいことをはじめてみたいと思う気持ちはよくわかります。高校生は高校の弓具を使っていた人が多いので、新しく買うとなるとお金がかかるし、バイトしていたら部活はできない、といった理由で弓道をやめてしまう人もいるでしょう。

しかし、ちょっと立ち止まって考えてみよう。新しい事をはじめようと他のクラブに入部しても、道具は必要になります。弓具よりもお金がかかったり、かなり部費が高いクラブもあります。何より違う競技に転向したら、また一からはじめなくてはなりません。部活はもういいや、と考えている人もいるかもしれませんが、日体生で部活をしていないと、就活の時に、なんで日体に入学しながら部活をしなかったのと質問され、不利になる時もあります。ならば、高校時代に続けてきた弓道を続けて、その道を極めてみませんか。弓は、クラブの弓を使用すれば節約できます。

高校時代、なかなか中(あた)らなくて面白くなかったという人もいるかもしれません。それは、きみが良い指導者に恵まれなかったからかもしれません。射形に悪いクセがついているのかもしれません。これに対し、本学には、優秀なコーチ陣が4名もいます。女性コーチもいます。この4名のうち3名は、弓道専攻の先生です。部員になれば、専攻生以外でも細かな指導を受けられます。残る1名は、2年前の卒業生ですが、部員と年齢が一番近いので、やさしい兄貴分としていろいろな相談にのってくれます。しかも、学生時代は全関東の個人戦で2位という実力の持ち主です。このコーチ陣の指導を受ければ、必ず上達します。本学弓道部が創部4年目で全関東準優勝を勝ち取ったのも(しかも主力メンバーの1人は大学から弓道を始めました)、昨年から弓道を始めた男子がいま8割近い的中率を維持しているのも、こうした優秀なコーチ陣のおかげです。

さあ、今度はきみが日本体育大学弓道部の部員になって腕を磨き、大学の弓道界で活躍してみませんか。とくに2年(昨年の1年)女子は人数が少ないので、現在の主力メンバーが卒業すれば、今度はきみが主力です。もちろん男子経験者も広く募集しています。

現在、大学は封鎖中のため、部活も一切できませんが、弓道部のTwitterの質問箱でさまざまな質問を受け付けています。大学が再開したら道場見学や体験もできますから、ぜひ一度、遊びに来てください。弓道部の道場は、スポーツ棟1階の一番奥にあります。部員になれば、授業で使用していない時間は自由に弓を引けます。道具類も置けます。

3年間続けてきた弓道、続けてみませんか。

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