新入生の皆さんへ
新入生のみなさん。日体に入学して1ヶ月。大学生活にも慣れましたか。
クラブも決まって、すでに活動をはじめている人も多いと思います。
ただ、今年の一年生は例年と比べるとクラブが決まっていない人も多いようです。
中学に入学した時がちょうどコロナで部活がすべて禁止となり、その後もさまざまな制約があって部活にはいらないまま進学した人も多かったのでしょう。
しかし、せっかく日体に入学したのに部活をしないまま4年間をすごすのは、とてももったいないことです。
みんなでひとつの目標に向かって行動する
その目標を達成した時の充実感は、たとえ選手ではなかったとしても、それからのエネルギーの源になります。
部活を通じて仲間たちと一緒にすごした時間は大切な宝物となり、生涯にわたる友達も見つけることができるでしょう
じっくり時間をかけてひとつのことに打ち込みながら、自分を磨けるのも大学生の大きな特権です。
就活の面接で「大学で何をしてきましたか」ではなく、「何の競技をしていましたか」と聞かれるのも日体の特徴です。
そのときクラブにはいりませんでしたと答えてしまうと、「なんで日体に入学したのか」と思われて、少なくともプラスには評価されません。
いまからでも遅くはありません。
せっかく競技施設が整っている日体に入学したのですから、どこかのクラブに入部して活躍してみませんか。
もし、「部活はやりたいけど、どこがいいのだろう」と迷っていたら、ぜひ一度、弓道部に見学に来て下さい。
弓道はからだを動かさないからおもしろくないと思う人もいるかもしれませんが、サッカーや野球などと違って的に矢を中(あ)てるだけの競技なので、中(あ)てても、はずしても、それは誰のせいでもなく、すべて自分自身の責任です。
弓道の戦う相手は、常に自分自身。越えるべき相手も常に自分自身。
自分の弱さをみつめ、それを克服するために精神を鍛え、何事にも動じない心を鍛える。それが弓道の魅力です。
しかし、大学の弓道は、個人競技ではありません。
試合にもよりますが 女子は3人あるいは4人 男子は5人、6人、8人で立(たち)という組を作り、順番に弓をひいて相手校と戦う団体競技です。
このため、一人よがりのものがいては勝てません。
本学の弓道部は、大学弓道界のなかでトップクラスの実力を備えているわけではありませんが、みんなでひとつになって力を結集させ、実力の何倍もの力を出してきました。
その結果、創部からまだ10年しかたっていませんが、強豪を倒して、女子は全関東大会優勝1回、二位1回、四位1回、男子も三位2回という成績を残しています。インカレも24校しか残れない決勝トーナメントに何度も進出しています。
そのメンバーのなかには大学から弓道をはじめた人が何人もいます。初心者だからといって、なにも心配はいりません。
大学から弓道をはじめて全関東で優勝し、いまは高校の体育教員として弓道部を指導している人もいます。
現在、男子部員は12名 女子部員は10名。このうち男子5名、女子7名は大学から弓道をはじめた人たちです。だから初心者でも全く心配はいりません。
初心者が多いのに結果を残してきたのは、良い指導者に恵まれていることはもちろんですが、何よりも部員たちの仲が良いこと、部内のいこごちがとても良いからです。
弓道部はどんなに技量が優れていても、自己中心的な人間は入部させません。
求めれる人間は技術の高い人間ではなく、みんなと一緒にまじめに練習できる人間です。うまいへたは全く関係ありません。
きみもいまから始めれば、秋のリーグ戦に出場できるかもしれません。
また一年間しっかり練習すれば、年末か来春までは初段がとれます。
この文章を読んで、弓道おもしろそうだなと思った、きみ。
まずは弓道場に足を運んで見学に来てください。
丁寧に活動内容を説明します。
これから弓道をはじめる新入部員も2名います。まだまだ募集中です。
一緒に弓道をはじめてみませんか そして最高の大学生活を楽しみましょう