大学弓道部の1年 4月 記録会
大学生活を弓道を通して充実させたいと考えている新入生のみなさん。そして、大学に進学したら弓道を極めたいと考えている高校生のみなさん。こんにちは。
きょうから何回かにわけて、日体大弓道部の一年間を紹介しましょう。
まずは、4月です。今年は大学が閉鎖されてしまったため、何もできませんでしたが、いつもなら新入生で華やぐキャンパスでは、部活の勧誘が活発におこなわれます。弓道部でも新しい仲間たちが増えて、新入生の歓迎パーティーがおこなわれます。
その仲間たちと最初にのぞむ公式戦が4月29日に明治神宮の弓道場で開催される記録会です。
この大会は、東京都学生弓道連盟(都学連)に所属する54大学の女子弓道部員によって戦われる最初の公式戦で、都学連の一年は、この大会からスタートします。
出場枠は各大学ともわずかに2名。このため、この枠をめぐって4月になると、女子部員たちは互いに腕を競いあい、部内で2度おこなわれる選考会にのぞみます。この記録と、日頃の記録や部活動への参加態度をもとに、部員たちで代表候補を選び、コーチ陣の意見も聞いて、最終的に監督が決定します。
代表選手に選ばれるということは、とても名誉なことで、これから一年間、クラブの牽引役になります。昨年は、2年生の中世柚希と中須あれさ(ともに体育学部)の二人が選ばれました。
記録会は、一立4射、計40射で的中率を競う、女子にとってはハードな大会です。正確さはもちろん、強靱な体力やメンタルを必要とする、とてもハイレベルな大会のため、真の実力が問われます。上位に入賞することは簡単なことではありませんが、そのなかで、中須あれさは、35中、的中率0.875でみごと第4位に入賞! 15連中で連中賞も獲得しました。
弓道部にとっても、最高のスタートとなった2019年。今年は、さらに上位をめざして稽古に励んできましたが、今年の記録会はコロナ禍で中止。とても残念です。しかし、来年もあれさは在籍中。後輩たちも力をつけてきたので、きっとまた大活躍してくれることでしょう。そして新入生や、これから大学進学を考えている高校生のみなさんには、ぜひ、日体大の弓道部に入部して、あれさの記録の上をめざしてもらいたいと願っています。
女子部員、大募集中です。