【日体大スポーツ編集局】日体大ダンス部

皆さんこんにちは!本来であれば日体大スポーツ第90号に掲載予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ブログでの掲載となりました。今回紹介させていただくのは日体大ダンス部です!

「他の大学に比べて技術が高いわけじゃない。でも、体育大生らしい力強い踊りとアクロバティックな演技が日体大ダンス部の魅力」そう話してくれたのは、日体大ダンス部主将・中津和佳奈さん(4年)と3年生代表・浅川花奈子さん(3年)。

今回はお2人に日体大ダンス部についてオンラインでインタビューをさせていただきました!このブログを通して日体大ダンス部の魅力を存分に伝えていきたいと思います!

▲練習後の集合写真

 

冒頭でも述べたように日体大ダンス部の魅力は『力強いダンス』です。そんな部活を中津さんは「パワーがある!」と一言で表しました。しかし、力強い振り付けと勢いだけではダンスは成り立ちません。ダンスとは集団で1つの作品を作り上げるものです。そのような息を合わせなければならない中で、日体大ダンス部は「周りに聞こえるくらい大袈裟に息を吐く」という工夫を行なっており、それは舞台上でもしっかり聞こえるくらいの大きさです。

 

このように団体として一つの作品を作り上げていく上でリーダーという立場はとても重要となります。中津さんは「自分は性格上、引っ張って背中を見せるタイプではない。だからこそ、周りを見て、どの学年にも声をかけられるよう気を付けている。後輩に教える時は注意だけではなく、良かったところも伝えるようにしている」と話し、浅川さんは「4年生の先輩方が最後の1年ということで熱量がすごく、それを身に染みて感じていた。その熱量に負けないよう支えつつ、来年を見据えて積極的な姿勢を大切にしている」と話しました。また、新型コロナウイルス感染症の猛威はダンス部にも影響を与え、十分に活動をすることが制限されてしまいました。できてもリモートで4~5人のグループを作り、筋トレや軽いダンスの練習しか行なえませんでした。その後、徐々に活動状況は回復してきたものの、ダンス場でできても学年ごとに分かれて行うことしかできず、窓を開け、常に換気を行い、感染対策を行いながら徹底的に活動していました。さらに毎日練習ができず、各自で行うトレーニングが増え部員の体力の低下が見られただけでなく、コロナ禍での入部となった1、2年生はまだ満足した活動を行えていません。そんな1、2年生に対して浅川さんは「1つひとつを深掘りし、ダンスの技術的な部分はもちろん、行動面などといった基礎からしっかり教えられるようにしている」と話しました。こういったコロナ禍でも様々な工夫を行い活動しています。

▲練習を行うダンス部

そんな魅力溢れる本学ダンス部ですが、8月に行われた全日本高校・大学ダンスフェスティバルにて特別賞を獲得しました!作品名は『それでも足をとめない~141kmパタゴニアレースパタゴニアレース~』というパタゴニア地方で主に開催されているトレイルランニングをテーマとし、そのレースに参加した日本人選手のDVDを参考にして作られています。過酷な環境で走り続ける人間の感情や精神力などを伝える作品で、特にレースを連想させるために、腕を振るような振り付けが多く組み込まれていて、リフト(1名又は2名以上のダンサーによって、他のダンサーを持ち上げ、下す動作)が多いのも見どころです!リフトは山などを下るシーンを表現するために人の上から滑るようなリフトを用いており、動き続けるなかで、止まる所はしっかり止まり、動きの緩急もつけなくてはならないハードな作品となっています。

 

このような素晴らしい作品ですが、このテーマにたどり着くまでかなりの時間がかかっています。また、昨年は大会が開催されず、中津さんが2年生の時は予選落ちという結果だったため、4年生にとっては今大会が最初で最後の決戦となりました。そのため賞を取りたいという気持ちはもちろん、コロナ禍のため賞を取った学校にしか照明のサポートを受けることができないというルールがあり、何としてでも照明を浴びて神戸という大きな舞台で演技をしたいという思いがありました。その強い思いが名誉ある賞に繋がりました。

『それでも足をとめない~141kmパタゴニアレースパタゴニアレース~』を踊るダンス部

 

最後に次の代での目標について浅川さんは「今年賞をいただいて特別プログラムを踊れたように、来年もその舞台に立つというのはもちろん、今年の日体を超える日体の姿でまた舞台に立ちたい。心と体ももう一回り成長した姿で舞台に立ちたいと思っている。また、自分たちの代は個性が強い。その個性のせいでバラバラになるのではなく、上手く活かしていろんな発想ができるダンス部にしていきたい」と話しました。

取材にご協力いただきましたダンス部のお2人ありがとうございました!次の高みを目指し、日体大ダンス部らしく成長し続ける部員の皆さんをこれからも応援し続けます!

本文/古長 奈々

写真提供/学友会日体大ダンス部 主将・中津 和佳奈さん

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